「フォトボンド」と「シリコン」の違いを性質・見え方で比較

ガラスの接着剤である「フォトボンド」と「シリコン」。この2つの違いはご存知ですか?
いまひとつ違いが分からず、どちらを使おうか悩まれる方も多くいらっしゃるはず。今回は、そんな「フォトボンド」と「シリコン」の違いを、その性質や、実際に接着したガラスの見え方などの観点から比較しました。
- 感光性接着剤(フォトボンド)
- 酢酸系シリコン
- 性質の違いをメリット・デメリットで比較
- 接着したガラスの見え方で比較
性質の違いをメリット・デメリットで比較
フォトボンドとシリコンは耐水性に違いがあるようです。フォトボンドは水に弱いため、水周りで使用する予定のガラスの接着にはシリコンが最適です。耐水性の高いシリコンならば、自作のガラス水槽を作ることもできますよ!
接着後のガラスの見た目の違いで比較
続いて、完成品の見た目の違いを見ていきましょう。比較のため、実際にフォトボンドやシリコンを用いてガラスを接着し、ガラスケースを製作しました。フォトボンドを使った場合とシリコンを使った場合、接着部に一体どのような違いが出るのでしょうか?
シリコンで接着したほうがやや白っぽく見えますが、見た目の違いはほぼありませんね。
シリコンで接着したケースは、ガラスの縁に沿って白っぽくなっていますね。シリコンの凹凸によって、見栄えはあまりよくありません。フォトボンドで接着した方がはみ出しが無く、キレイ見えます。フォトボンドは、紫外線で硬化させない限りは液状のまま。硬化の前に布などで「はみ出し」を拭き取ることができるため、キレイに仕上がります。
外側から撮影した時同様、フォトボンドで接着したものは接着剤の跡が見えずキレイですね。シリコンで接着した方はガラスの縁に沿って白い跡やはみ出しが残っています。
フォトボンドとシリコンの違い まとめ
フォトボンドとシリコンの、性能・見た目における違いをご理解いただけましたでしょうか?ガラス用接着剤について、何かご不明な点がある場合、ご購入を検討されている場合は、是非一度お問い合わせ下さい。ガラスのプロのスタッフが、お客様の疑問にお答えいたします。