第2回 切断面の処理をしよう!
ガラスの切断面は刃物のようにとても鋭く、大変危険です。切断後に砥石などを使い、鋭くなっている部分を削り落とす必要があります。ガラスの切断面磨きは安全性の確保だけでなく、ガラス素板をテーブルトップや棚板に使用される場合は、見た目の印象アップにも繋がります。第2回は「ガラスの切断面の処理をしよう!」ということで、ガラス切断後の小口の磨き方をご説明いたします。
ガラスの切り口・切断面・小口の処理
切断面の処理の 難易度 |
★☆☆☆☆ 超簡単 |
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テーブルなどの上に敷くガラス(ガラステーブルトップ)などをDIYする場合、切りっぱなし状態だと断面が鋭くとても危険です。 また鋭いだけでなくデコボコしていので見栄えも悪く「ディスクグラインダー」と「ガラス用ディスクグラインダー砥石」を使ってピカピカに磨く必要があります。
ここではそのディスクグラインダーと専用砥石ディスクを使った、ガラスの側面の磨き方をご紹介しています。動画もご用意しておりますので、そちらも併せてご覧ください。
ガラスの切断面磨きに使う道具
ガラスの切断面磨きの流れ
- ソフトジスク #180 で切断面の角を落とす
- ソフトジスク #180 でガラスの側面を磨く
- ハイラップ #220 で側面を磨く
かなり鋭くなっているカットしたばかりのガラス切断面。不規則な凹凸もあり、見栄えがあまり良くありません。さっそくグラインダーを使って整えていきましょう!
1.ソフトジスク #180 で切断面の角を落とす
まずは「ソフトジスク #180」を使用し、粗めに磨きます。グラインダーの回転速度は、5500/min 程度の低速モードに設定しましょう。
鋭い切断面をなぞるようにグラインダーを当て、カドを落としていきます。これで、ひとまず手が切れない状態になりました。窓枠などでガラスの側面が隠れてしまう場合や、小口の見栄えを気にしない場合は、これで切断面の処理は完了です。
2.ソフトジスク #180 でガラスの側面を磨く
続いて、切断面の見栄えを良くする処理をしていきましょう。断面のデコボコをならすように磨きます。凹凸が取り除かれまっすぐになりますが、白っぽい仕上がりで輝きはありません。
3.ハイラップ #220 で側面を磨く
ピカピカにするには「ハイラップ #220」を使用します。ディスクグラインダー砥石を付け替えて、凹凸をならした時と同じように、低速(5500/min)で断面(小口)を磨いていきましょう。
写真のように、ピカピカに磨くことができました。
ガラスを磨く時のココがポイント!
ガラスカッターでカットしたガラスの切断面は凹凸が大きく、いきなり目の細かい仕上げ用ディスクで磨こうとすると、削れる量が少ないため時間がかってしまいます。仕上げ用ディスクを使う前に、目の粗いディスクで荒削りし、表面を平らにしておくことで、仕上げ時間も削減され、短時間で綺麗に磨き上げることができます。ガラスの小口磨きには「ソフトジスク #180」と「ハイラップ #180」の2枚使いがオススメです。